駅伝とリレー走の違いにについて、意外と知っているようで説明しようとすると困りませんか?
私も急に聞かれるとバトンと襷 (たすき) を使う違いくらいしか言えないかも?
ということで、簡単に説明できるように調べてみました!
駅伝とリレー走の違いは?
駅伝とリレー走は何が違うのでしょうか?
実は、駅伝は日本発祥の陸上競技の団体種目で「駅伝競走 (えきでんきょうそう)」が正式名称。
国際陸上連盟では、駅伝の国際名称を「road relay (ロード リレー) 」としています。
ただ、国際名称にリレーとあっても、リレー走に駅伝は含まれないんですよ。
駅伝とリレーの大きな違いは、ロード ( 公道 ) を走るのと競技場などのトラックを走るという点。
そして、駅伝では襷(たすき)を前の走者から後の走者に渡して繋いで走るのですが、リレー走ではバトンを渡して繋いで走ります。
前の走者から次の走者に手渡しで繋いでいくものが、襷(たすき)とバトンというのも大きな違いですね。
続いて、駅伝と長距離走やリレー走それぞれについて、もう少し詳しくお伝えしていきますね。
駅伝とはどんなスポーツか簡単に説明してみた!
駅伝とはどんなスポーツなのか、もう少し具体的に説明していきますね。
駅伝の正式名称やルーツなど、基礎知識もお伝えします。
駅伝とはどんなスポーツ?正式名称は?
駅伝の正式名称は「駅伝競走 (えきでんきょうそう) 」。
駅伝は数人が長距離をリレー形式で走り、そのタイムを競う陸上競技。
一般的には、「駅伝 ( えきでん ) 」という略称で親しまれています。
そう、駅伝というのは略称だったんですよ。
国際陸上連盟では国際名称を「road relay (ロード リレー) 」としています。
駅伝は主に日本で行われていることもあって「Ekiden (エキデン) 」と呼ぶこともありますし、「Marathon relay (マラソン リレー) 」と呼ばれることもあるんですよ。
海外でもハワイ・グアム・ベルギー・ニュージーランド・オーストラリア・カナダ・シンガポールなどで駅伝が行われているそう。
駅伝は日本だけのスポーツ!という枠を超えて、海外でもどんどん広まるといいなって思っています。
駅伝の由来について
そもそも駅伝という言葉自体はどこからきているのでしょうか?
駅伝の由来はなんと奈良時代にまで遡るんですね。
当時の中心地と地方を結ぶ幹線道路には、30里(約16km)ごとに「駅」と呼ばれた中継所がありました。
この駅には宿泊施設や人、馬を配置していて、次の駅までの馬を用意する仕組みが整っていたんですね。
これが「駅制と伝馬制」「駅伝貢進」という制度。
そして、これにヒントを得て1917年、日本で初めて駅伝が開催された際に神宮皇學館の武田千代三郎館長が「東京奠都五十年奉祝東海道五十三次駅伝競走」と命名したのが「駅伝」と呼ばれるようになったとのこと。
次の見出しでは、長距離走とリレー走について簡単に説明していきますね。
長距離走とはどういうスポーツのこと?
長距離走は、陸上競技のうち長距離を走る競技のこと。
長距離走の種類は、
5000メートル競走
10000メートル競走
ハーフマラソン
フルマラソン
ウルトラマラソン
クロスカントリー競走
駅伝競走
などがあります。
走る距離や競技内容によって長距離でもいろいろな種類があるんですよ。
そして駅伝も長距離走に含まれています。
リレー走とは?
リレー走とは陸上競技のうちリレーしながら走る競技の総称。
継走 ( けいそう ) と呼ばれることもあります。
ただ、駅伝は通常リレー走には含まれません。
そうなんです、駅伝はリレー走ではないんですよね。
リレーは、陸上競技の中では珍しい団体競技。
第1走者から第4走者の合計4人でバトンを渡して繋いで走る競技になります。
リレー走の種類は、
400メートルリレー走
(1人100mを4人で継走)
800メートルリレー走
(1人200mを4人で継走)
1600メートルリレー走
(1人400mを4人で継走)
3200メートルリレー走
(1人800mを4人で継走)
などがあるんですよ。
ということで、駅伝競走は長距離走に含まれるので、駅伝競走は長距離走と考えるのは間違いではありません。
そして繰り返しになりますけれど、リレー走は駅伝と同じように複数の人数で繋いで走りますが、リレー走は駅伝よりも1人が走る距離が短いということや、タスキではなくバトンを次の走者に渡して繋ぐという点が異なります。
駅伝は、リレー走には含まれないというのは意外でした。
駅伝とリレーの違いまとめ
駅伝とリレーの違いについてお伝えしてきました。
競技で使うのがタスキとバトンの違いくらいにしか思ってなかったのですけれど、それ以外にも細かくあること。
さらにリレー走にはたくさんの種類があること、駅伝は大会によって違いがあることも分かりました。
ただどちらも団体競技としてチームとして競う点で共通点があり、観戦する側としては個人戦にはない面白さがあるのですよね。