10月のスポーツの日に毎年開催されている出雲駅伝。
その出雲駅伝に出場するチームはどうやって決まるのでしょうか?
他の大学駅伝では予選会が開催されて、予選会を通過した大学が本戦に出場できるのですけれど、出雲駅伝の出場条件はちょっと違うんですね。
ということで、出雲駅伝の出場チームがどのように決めますか?という疑問に関して説明していきますね。
出雲駅伝の出場チームはどうやって決めてる?
出雲駅伝の出場チームはどのように決められているのでしょうか?
実は、出雲駅伝は公益社団法人日本学生陸上競技連合 (にほんがくせいりくじょうきょうぎれんごう) と出雲市が主催している大会なんですね。
そして日本学生陸上競技連合は、各地区 (北海道・東北・関東・北信越・東海・関西・中四国・九州) の全8地区にある学連陸上競技連盟を管轄しています。
この各地区にある学生陸上競技連盟が出雲駅伝に出場するチームを推薦するという形で出場するチームが決められているんですね。
どのような基準で推薦するか?は、各地区の学連によって違うのですよ。
各地区学連の推薦する選考基準は以下になります。
出雲駅伝の地区ごとの選考基準と出雲駅伝2024の枠数
以下の表は、地区ごとの選考基準と2024年度の出雲駅伝のそれぞれの地区の出場枠数になります。
※ 地区によっては、選抜チームを結成する地区もあります。
出雲駅伝の出場枠の成績枠とは?
出雲駅伝に出場するには、各地区の学連の推薦条件を満たす必要があることが分かりました。
実は、地区ごとに出場できる大学チームの代表枠数が決まってるんですね。
そして、代表枠数は、基本枠+成績枠で決まります。
基本枠(8枠)・・・全8地区に「各地区基本枠1校」の割り当て
成績枠(12枠)・・・前回大会の上位12校の所属する地区に分配
※ 同一地区出場枠は最大10校 (基本枠1校+9枠)
※ 上位12校のうち10校 (基本枠1校+9枠) が同一地区で埋まった場合か、国外チームが入った場合には、12枠が埋まるまで、13位以下の学校が所属する地区に割り当て権が繰り下げられる。
具体例
1位~12位すべてが関東地区の大学だった場合
・1位~10位の10校 (基本枠1校+9枠) はそのまま関東地区代表として出場できる
・11位、12位の関東地区の大学には出場権利がなく、13位以下の大学が所属する地区に2枠の成績枠が振り分けらえる
関東地区代表の大学チームと他の地区代表の大学チームでは、実力差が大きく出雲駅伝でも上位を関東地区の大学チームが埋めてしまうことが多いのですよね。
それで関東地区は1地区の上限枠いっぱいの10校で出場してることが多いんだなと。
また時間があるときに、出場枠のこれまでの推移など表にしたいなと思っています。
実は成績枠が取り入れられたのは、第29回出雲駅伝が開催された2017年以降から。
それまでは、出雲駅伝にもシード校制度があったんですね。
出雲駅伝のシード校制度に関しては別途記事を書いています。
出雲駅伝の出場チームはどのように決まってるのかまとめ
出雲駅伝の出場チームは予選会という形式で決まるのではなく、各地区の学生陸上連盟からの推薦によって決まるということ。
地区内での選考や編成方法は、各地区の学連によって違うこと。
地区ごとに割り当てられている出場枠は、基本枠と成績枠によって決まるということが分かりました。
大会によって出場する条件が違うのですけれど、やはり関東地区の大学は箱根駅伝に出場したいと思う実力のある学生が集まりやすいのもあって、全国大会の1つである出雲駅伝でも強いなと感じました。