箱根駅伝の重要アイテムと言ったら襷 (たすき) ですよね。
箱根駅伝の1区から10区を10人の選手がたすきを手渡して繋げて走る、そこに感動のドラマや記憶に残るエピソードが生まれます。
前の走者から次の走者へと手渡しで渡す際に、襷 (たすき) を落としてしまったらどうなるのだろう?
落としたら失格になったりするの?
そんな疑問がわいてきたのですが、実際はどうなのかお伝えしていきますね。
箱根駅伝で襷 (たすき) を落とすと失格になる?
箱根駅伝では襷 (たすき) を前の走者から次の走者へと中継地点で手渡しします。
手渡す際にきちんと次の走者に手渡しすることができず、たすきを落としてしまったらどうなるのでしょうか?
答えを言ってしまうと、たすきを落としたからといって失格になることはありません。
身体的にも、精神的にもギリギリの状態で中継所まで走ってくるので、受け渡しの際にうまく手渡せずたすきを落としてしまうことも実際にあるのですよね。
なので、たすきを落としたからといって失格になることはないんですよ。
もし落としてしまったらどうしたらいいのでしょうか?
続く見出しでお伝えしますね。
箱根駅伝のタスキ落としてしまった場合はどうする?
箱根駅伝の襷 (たすき) を前の走者から上手に受け取れず、落としてしまったらどうしたらいいのでしょうか?
もし落としてしまった場合は、拾ってかければ問題ありません。
その場合に、戻るのに逆走するのは問題ないですけれど、他の大学の選手が走る邪魔をしないように気をつける必要があります。
ただ、たすきは手渡しで前の走者から次の走者へ手渡しする必要があり、投げて渡すと失格になります。
実際に箱根駅伝ではないのですけれど、過去にたすきを次の走者へ結果的に投げたことになり失格となった事例があるんですね。
それは、2015年1月18日に開催された「第20回全国都道府県対抗男子駅伝大会」の出来事。
愛知県チームの1区の走者だった選手が中継所目前でフラフラと蛇行、そして転倒しながらも立ち上がって何とか渡そうとの思いでタスキを投げてしまい失格となったことがあるんですね。
厳しいように思うのですけれど、ルールはルールなんですよね。
箱根駅伝のたすきは、意外と細かい指定がルールで定められているんですよね。
どのようにルールで決まっているのか?少しだけ見てみましょう。
箱根駅伝の襷 (タスキ) のルールを見てみる
箱根駅伝の襷 (タスキ) に関するルールは、以下のように定められています。
第 100 回東京箱根間往復大学駅伝競走
競技実施要項
[1] 概 要服 装 アスリートビブス た す き
3) 事前に本連盟に提出した各チーム独自のたすき 2 本のうち、1 本をスタートから
フィニッシュまで中継する。残りの1本は主催者で保管する。
4) たすきには大学名、校章、大学を示すマークを記載・表示できるが、それ以外の
記載は一切認めない。特に、企業のロゴ、商標の表示は厳禁とする。
5) 繰り上げ出発のチームは、主催者が用意する黄色と白色のストライプのたすきを使
用する。ただし、5 区、10 区は各チーム独自のたすきを使用する。なお、途中棄権
したチームも、次区間からは主催者が用意する黄色と白色のストライプのたすきを
使用し、10 区のみ各チーム独自のたすきを使用する。
6) 競技者は、たすきを肩から斜め脇下にかけて走行しなければならない。
箱根駅伝公式サイト 第100回東京箱根間往復大学駅伝競走 競技実施要項
たすきは、提出用と実際に使う用と2本用意する必要があるんですね。
長時間に渡る競技の最中に、何が起こるか予想できないので予備として用意しておくのは必要な事なのでしょうね。
たすきに企業のロゴや商標などを表示することも禁止されています。
箱根駅伝は学生駅伝なので、当然と言えば当然かもしれませんね。
他にも繰り上げ出発のチームは別のたすきを使うことも区間ごとの決まりがあるのですよね。
その点に関しては別の記事で詳しくお伝えしたいと思っています。
あと、たすきは肩から斜め脇下にかけるのもルールで決まっていたんですよ。
その方法が一番落とす心配がないので納得です。
余談ですけれど、ルールではひらがなの「たすき」表記になっているのですね。
箱根駅伝で襷 (たすき) を落とすと失格になるか?まとめ
箱根駅伝で襷 (たすき) を落とすと失格になるのか?に関しては、落としても失格にはならないということが分かりました。
ただ、たすきを前の走者が次の走者に投げて渡すと失格(過去に別の大会で実際に失格になった事例がある)になることがあるので、必ず手渡しする必要があるということも。
箱根駅伝の選手と共に選手が書けているたすきにも注目して観ると、さらに箱根駅伝観戦が面白くなると思いますよ。