駅伝とマラソンの違いとは?どんなスポーツか簡単に説明!

駅伝とマラソンの違いについて質問されたらどう答えますか?

意外と知ってるようでいざ説明するとなると、何が違うんだろう?ってなりますよね。

ということで、気になったので駅伝マラソンの違いについて分かりやすく説明していきたいと思います。

陸上競技のちょっとしたマメ知識、知っておくとちょっとだけ自慢できるかも?

駅伝とマラソンの違いとは?


それでははじめに、駅伝とマラソンの違いについてお伝えしていきます。

簡単に説明すると、チーム競技個人競技というのが大きな違いなんですね。

以下、違いをまとめてみました。

駅伝は、長距離を複数人でリレー形式で走る競技

マラソンは、42.195kmの公道(道路)コースを1人で走る競技

大会によって細かな違いもあったりしますけど、駅伝は長距離を複数人で走る、マラソンは42.495kmを1人で走るという大きな違いがあるんですよね。

決まった距離を複数人で走るのか、一人で走るのかというのが大きな違いということ。


駅伝は複数人、マラソンは1人


大まかには、上記の違いを覚えておいたらいいと思いますよ。

駅伝とはどんなスポーツか簡単に説明!


駅伝とはどんなスポーツなのか、もう少し具体的に説明していきたいと思います。

また駅伝の正式名称やルーツなどについても見ていきましょう。

駅伝てどんなスポーツ?正式名称は?


駅伝の正式名称は「駅伝競走 (えきでんきょうそう) 」

駅伝は、数人が長距離をリレー形式で走りそのタイムを競う陸上競技で、一般的に「駅伝 (えきでん) 」という略称で親しまれています。

国際陸連では国際名称を「road relay」としていますが、近年では駅伝は主に日本で行われていることもあって「Ekiden」と呼んだり「Marathon relay」と呼ばれています。

海外でも、ハワイ・グアム・ベルギー・ニュージーランド・オーストラリア・カナダ・シンガポールなどで駅伝が行われているそうですよ。

少しずつですけれど、海外で開催される駅伝が増えているのは嬉しいですね。

駅伝の由来は?


そもそも駅伝という言葉自体はどこからきていると思いますか?

駅伝の由来はなんと奈良時代にまで遡ります。

当時の中心地と地方を結ぶ幹線道路には30里(約16km)ごとに「宿駅」と呼ばれた中継所がありました。

この宿駅には宿泊施設や人、馬を配置していて、次の駅までの馬を用意する仕組みが整っていたんですね。

この制度は「駅伝馬 / 驛傳馬 (えきでんば) 」・「駅伝貢進 / 驛傳貢進 (えきでんこうしん) 」と言われていました。

そして、これにヒントを得て1917年、日本で初めて駅伝が開催された際に神宮皇學館の武田千代三郎館長が「東京奠都五十年奉祝東海道五十三次駅伝競走」と命名したのが「駅伝」と呼ばれるようになった始まりとされています。

元々は宿駅と宿駅を馬で繋いでいった「駅制」が、現在では人から人へとタスキをつなぐ駅伝という競技になるまでにも長い年月がかかってきたということなんですね。

マラソンはどんなスポーツか簡単に説明してみた!

マラソンを簡単に説明すると次のようになります。

マラソンとは?


陸上競技のうちの長距離走の一つで、42.195kmの公道(道路)コースを使った競技です。

個人競技のため1人で最後まで走ります

駅伝と同じように公道を使ったコースを走る長距離走ではありますが、42.195kmを1人で最後まで走るという点が駅伝とは大きく異なりますね。

駅伝とマラソンの違いまとめ


駅伝とマラソンの違いや駅伝について簡単に歴史や正式名称、その他の長距離走との違いについて説明してきました。

駅伝の歴史は奈良時代にまで遡るとは驚きですよね。

同じ公道を走る競技ですが、駅伝とマラソンは全く違うものだということが分かりました。