様々なスポーツの大会で「シード権」という言葉を耳にしたことがあるかと思います。
駅伝にもシード権というのは存在していて、このシード権を取るか取らないかでは大きな差があります。
一体どのような違いがあるのでしょうか?お伝えしていきますね。
駅伝でシード権がないとどうなる?
駅伝でシード権について最も多くの人に注目されているのは、箱根駅伝のシード権かもしれませんね。
箱根駅伝では、上位10位までの大学チームにシード権が与えられます。
シード権というのは、翌年の大会に予選会に出場しなくても出場できる権利のこと。
シード権を獲得できなかった大学は、翌年開催される箱根駅伝の予選会を勝ち抜いて本戦に出場しないといけません。
他にも、全日本大学駅伝にもシード権のルールがあります。
全日本大学駅伝では、上位8位までの大学チームにシード権が与えられます。
こちらも、予選会なしで翌年の全日本大学駅伝に出場できる権利が与えられているんですね。
毎年10月に開催されている全日本大学女子駅伝では、シード権を獲得した上位12チームには12月30日に開催される富士山女子駅伝への出場資格が与えられます。
もちろん、全ての駅伝大会にシード権のルールがある訳ではありません。
過去にはシード制があった出雲駅伝や、ニューイヤー駅伝では現在ではシード権は廃止されています。
ニューイヤー駅伝でシード権が廃止されたのは、予選会を盛り上げるためという理由でした。
シード権があるかないかによって、予選会に出場するかしないかが決まるので、それぞれの大会にコンディションをピークに持っていくのは選手にとっては負担が大きいと言えます。
本戦に最高のコンディションに整えるために、シード権を獲得するというのは大きな意味があるのですよね。
駅伝でシード権がない場合のデメリットとは?
駅伝でシード権がない場合のデメリットに関して、前の見出しでもお伝えしましたけれど予選会に出場して勝ち抜いて本戦に出場しなければいけないというのはかなり大変なんですよ。
箱根駅伝の予選会には毎年40校以上の大学チームが参加するので、その中で10位以内に入る必要があります。
どのチームも本戦に出場するために必死に練習を重ねてきたメンバーで臨みますから、それは熾烈な戦いになりますよね。
真剣勝負の予選会を勝ち抜いて、本戦までに再度コンディションをピークに持っていくのは大変なこと。
それは、全日本大学駅伝しかり、全日本大学女子駅伝しかりです。
もしかしたら予選会の方がもっと出場するためのハードルは高いといえるかもしれません。
予選会を勝ち抜かなくても本戦に出場できるというのは、メンタル的にも大きなメリットがあると言えますね。
駅伝のシード権まとめ
駅伝でシード権がないとどうなるという点についてお伝えしてきました。
シード権があれば予選会に出場することなく本戦に出場できること。
精神面でも体力面でも大きなデメリットになるということが分かりました。
だからこそ、シード権争いが毎回白熱するのでしょうね。