箱根駅伝は何区がきつい?楽な区間はないと言える理由も!

毎年お正月に行われている箱根駅伝。

1区から10区までスピード勝負の区間もあれば、山道の高低差・寒暖差のある区間など特徴的なコースがたくさん存在します。

その中で一番きついのはどの区間だと思いますか?

また楽な区間はあるのでしょうか?

そこでここでは箱根駅伝のきつい区間はどこなのか、その理由について見ていきたいと思います。

どの区間がきついのかな?と想像しながら最後までご覧ください。

箱根駅伝は何区がきつい?1番と言える理由

それではまず、箱根駅伝で一番きつい区間について見ていきたいと思います。

箱根駅伝の区間の中で最もきついと言われている区間は5区です。

その主な理由としては、以下

・標高約874mの険しい山道を駆け上がらなければならない

・標高が上がると気温が下がるため走りに影響が出ることがある

・最高地点を越えたあとの下り坂も重要ポイント

・自然条件が厳しい山岳地帯

・箱根駅伝の最大の難所とも言われている


上記のようなことが挙げられます。

また、この5区で素晴らしい成績を残した選手は「山の神」と呼ばれることもあり、ほかの区間よりも注目されている特別な区間であると言えるでしょう。

5区よりも6区の方がきついという意見とその理由も!

さきほどは箱根駅伝で1番きつい区間は5区であるというお話をしましたが、同じ山道の6区もきついのでは?と思う方も多いかと思います。

6区は5区とは反対に長い長い下り坂の区間であるため足への負担も大きいことが分かります。

そのほかに6区が難しいと言われるポイントは、以下

・復路のスタート地点であること

・朝の冷え込んだ時間帯でのスタートによる体調管理

・往路のタイムに準じて時間差スタートをするため前を走るランナーが見えず冷静さが重要になる

・下り坂はハイペースになりがちで失速してしまう恐れがある

・ペース配分の難しさ


上記のようなことが挙げられます。

確かにこうしてみると6区も5区と変わらず体力的にもきつい区間と言えますね。

箱根駅伝には楽な区間はない!そう言える理由も

それでは最後に箱根駅伝で楽な区間はないの?ということについて見ていきたいと思います。

箱根駅伝では山の区間が注目されやすく、また実際に高低差のある区間のためロードとは違った走りの技術も必要になってくることから、ここでは主に5区と6区を取り上げてきました。

ですが、だからといってその他の区間が楽なのかといったら決してそんなことはありません。

具体的にどのような所が大変なのでしょうか。

5区と6区以外の区間について簡単にご紹介していきますね。

【1区】

レースの流れを作るスタート地点

集団で走る中での駆け引きが重要

【2区】

「花の2区」「エース区間」と呼ばれる2区

各チームのエースが集まり、走力と精神力が試される区間

【3区】

序盤の下り坂がハイペースになりがちな3区、後半でのペース配分が重要となる

海風の影響を受ける区間のため、こうした天候への対応も必要とされる

【4区】

細かいアップダウンによるペース配分に気を遣う

復路最終5区へと繋ぐ重要な区間

【7区】

山からは冷たい風があり、陽が昇るにつれて上昇してくる気温差に苦しめられる区間

アップダウンによるペース配分も難しい

【8区】

日差しと追い風による暑さとの戦いも強いられる

徐々に優勝争いやシード権争いが見られる区間

【9区】

最終10区へ繋ぐ重要な区間でもあるためチームのエース級の選手が集まる

【10区】

優勝争いやシード権争いの決着に向けてオーバーペースになりがち

最後まで失速しない走力と精神力が求められる

ゴール付近の都心部では強いビル風にも注意しないといけない


主に2区がエース区間と呼ばれていますが、どの区間においてもコースの特徴柄エース級の選手が選ばれているため、楽なレース展開ができる区間はないと言えます。

また、復路に入ると繰り上げスタートとの戦いにもなってきますので、ペース配分、走力、精神力の重要性はすべての区間で必要とされるんですよね。

こうした総合力に長けているチームが優勝を手にする、そんな印象を受けます。

箱根駅伝は何区がきついか?その理由まとめ

箱根駅伝はどの区間がきついのか、その理由について取り上げてみました。

花の2区や山登り・下りの5区と6区が主に注目されがちですが、タスキを最後まで繋ぐため、どの区間を走る選手にも重圧というものが少なからずあるように思います。

そうした精神力と辛さは計り知れません。

まさにエースが集結している箱根駅伝、次の大会も楽しみですね。