箱根駅伝の往路と復路の距離が違うのはなぜ?何区が違う?

箱根駅伝の往路と復路の距離、実は違うのですよね。

私はずっと同じルートを通って行って戻ってくると思い込んでいたので、ちょっとびっくり。

なぜ箱根駅伝の往路と復路の距離は違うか?についてお伝えしていきます。

箱根駅伝の往路と復路の距離が違う!?何区で違う?

箱根駅伝の往路と復路の距離が違うのですけど、結論を先に言ってしまうと1区と10区4区と7区でそれぞれ距離に違いがあるんです。


分かりやすいように表にして比べてみますね。

※ 同じルートで比較しやすいように表に区間を並べています。

往路区間距離復路区間距離
1区21.3km10区23.0km
2区23.1km9区23.1km
3区21.4km8区21.4km
4区20.9km7区21.3km
5区20.8km6区20.8km

往路と復路を比べてみて、距離が違っている区間に気づかれたでしょうか?

確かに、1区と10区、4区と7区の距離が違いますよね。

箱根駅伝の往路と復路の全5区間距離と、各区間の距離に関してルート含めて詳しくお伝えすると以下になります。

往路の全5区間の距離

東京・大手町→箱根・芦ノ湖 5区間/107.5km

往路の各区間距離

1区 21.3km
東京・大手町 読売新聞ビル前(北側)→鶴見中継所

2区 23.1km
鶴見中継所→戸塚中継所

3区 21.4km
戸塚中継所→平塚中継所

4区 20.9km
平塚中継所→小田原中継所

5区 20.8km
小田原中継所→箱根・芦ノ湖

復路の全5区間の距離

箱根・芦ノ湖→東京・大手町 5区間/109.6 km

復路路の各区間距離

6区 20.8km
箱根・芦ノ湖東→小田原中継所

7区 21.3km
小田原中継所平塚中継所

8区 21.4km
平塚中継所→戸塚中継所

9区 23.1km
戸塚中継所→鶴見中継所

10区 23.0km
鶴見中継所→東京・大手町 読売新聞ビル前(南側)

上記の往路と復路についてのルートをよく見てくださいね。

すぐわかる違いがあることに気づかれたでしょうか?

続く見出しで、往路と復路の距離の違いの理由についてより詳しくお伝えしていきますね。

箱根駅伝の往路と復路の距離の違いの理由は?

箱根駅伝の往路と復路の距離の違いのある区間が、1区と10区、4区と7区ということが分かりました。

では、それぞれなぜ距離の違いがあるのかその理由について考えてみましょう。

1区と10区はとても分かりやすいのですけど、スタートもゴールも同じ東京・大手町 読売新聞ビル前になります。

ただ、微妙に場所が違うんですよね。

1区のスタート地点は、東京・大手町 読売新聞ビル前(北側)

10区のゴール地点は、東京・大手町 読売新聞ビル前(南側)

そう、スタートが北側に対してゴールは南側

そのため、距離の違いが生じているんです。



では、4区と7区の違いの理由は何なのでしょうか?

4区のルート
平塚中継所→(国道1号)→(大磯)→(二宮)→(酒匂橋)→(小田原市民会館前)→旧小田原中継所→新小田原中継所

7区のルート
小田原中継所→(小田原市民会館前)→(二宮)→(大磯)→(国道134号)→平塚中継所


そのままでは分かりにくいので、同じ条件で並び替えてみますね。

4区
平塚中継所→(国道1号)→(大磯)→(二宮)→(酒匂橋)→(小田原市民会館前)→旧小田原中継所→新小田原中継所

7区
平塚中継所←(国道134号)←(大磯)←(二宮)←(小田原市民会館前)←小田原中継所

実は、往路(4区)では序盤で平塚中継所通過後直進し、海沿いのコースを通るんですね。

しかし、復路(7区)は終盤で大磯駅入口交差点通過後に、陸寄りのコースを通るため、4区よりも若干距離が長くなるんですよ。

1区と10区、4区と7区の距離に違いがある理由はルートや地点が違うということなんですね。

箱根駅伝の往路と復路の距離まとめ

箱根駅伝の往路と復路の距離が違うこと、どこが違うのか?お伝えしてきました。

往路と同じルートを走って戻ってくるものと勝手に思い込んでいましたけど、正しく知ることって大事だなと思いました。

選手たちにとっては、数メートルやたった数10センチ、ほんの数センチが勝敗を分けることもあります。

だからこそ、勝負の世界は厳しく観ている私たちを魅了するのでしょうね。