箱根駅伝の視聴率が高い理由を独断と偏見で7つあげてみた!

お正月の風物詩とも言われている箱根駅伝。

誰でも一度は聞いたり見たりしたことがあるのではないでしょうか。

箱根駅伝はファンの年齢層も幅広く人気があり、知名度が高い陸上競技の一つです。

また箱根駅伝のテレビ視聴率も高く、こんなにも人気があるのは他にも理由があるのでは?と考えました。

そこで箱根駅伝の視聴率が高い理由などについて私の独断と偏見で7つ挙げてみました。

少し長い内容になりますが最後までお付き合いいただけると嬉しいです。

箱根駅伝の視聴率が高い理由を独断と偏見で7つあげてみた!

それではまず、私が考える箱根駅伝の視聴率が高い理由を7挙げていきたいと思います。

①放送日が正月(毎年1月2日3日)

②高齢者(テレビ世代)にファンが多い

③生放送

④テレビの演出で感動を呼ぶ

⑤関東学生連合チームの存在

⑥盛り上がる要素となるルール

⑦応援する楽しみがある

以上7つになります。

次の見出しから順番に書き出していきます。

箱根駅伝の視聴率が高い理由 ①放送日が正月

2024年に開催された第100回箱根駅伝の視聴率を調べてみたところ、往路(1月2日)の世帯平均視聴率は26.1%復路(1月3日)の世帯平均視聴率は28.3%と大変高いことが分かりました。

年末年始は家でのんびり家族と過ごしたり、実家に帰省して両親との時間を楽しむ方も多いですよね。

そんなとき、特に箱根駅伝が好きなわけではないけれど、BGM代わりに箱根駅伝のテレビ中継を流しているご家庭も多いと想像します。

また、親が箱根駅伝を見ているから一緒に見ている、そんな方も多いのではないでしょうか。

家族そろって家にいることが多いお正月に放送されているというのも、箱根駅伝の視聴率が高い理由の一つではないかなと思います。

箱根駅伝の視聴率が高い理由 ②高齢者(テレビ世代)にファンが多い

先ほどの見出しでも触れた「お正月に帰省した際に親が見ているから」という理由と重なってしまうのですが、親の世代って良くテレビを見ている印象がありませんか?

テレビ通販番組などもそういった高年齢層を対象にしている番組も多いように感じます。

若い世代の方はスマホやタブレットでテレビ番組を見たり映画を見たりすることが多いですが、親の世代はやっぱりテレビが主流だったりしますよね。

慣れ親しんだテレビで毎年お正月は箱根駅伝を見ることが習慣化している、そして家族で見ていることで必然的に家庭内でも視聴者数が多く認知度の高さに、そして視聴率の高さに繋がっているのではないかなと思いました。

箱根駅伝の視聴率が高い理由 ③生放送

箱根駅伝は朝早くからテレビで生中継されているのを知っていましたか?

お正月は夜更かししがちで、起きてからテレビをつけるともう箱根駅伝が始まっていたなんて経験をしたことがある方も多いと思います。

箱根駅伝のスタート時間は朝8時なのですが、日本テレビでは朝7時から特番が始まっていて、スタートに向けて大会を盛り上げているんですね。

スタート直前の緊張感が味わえるとあれば、やっぱり注目も集まりますし視聴率も集中するのではないかと思います。

そしてスポーツは何が起こるか分かりませんから、番狂わせの展開があったりハプニングがあったりテレビから目が離せないこともしばしば。

箱根駅伝を生放送でスタートの瞬間からゴールの瞬間まで見れるというのも視聴者の関心を惹き、視聴率が高い要因の一つなのではないかと考えます。

箱根駅伝の視聴率が高い理由 ④テレビの演出で感動を呼ぶ

箱根駅伝は大会当日の生放送だけに留まらず、年末から特番が組まれていて出場校や注目選手を取り上げ、「箱根駅伝を見てみよう」という気にさせてくれます。

また、レース途中にも選手のこれまでの経歴なども実況で伝えてくれるなど、感情を動かされる演出も多くあります。

第100回箱根駅伝の4区を走った中央大学2年黒岩勇弾選手の給水を行ったのは陸上部OBで箱根駅伝を目指してた父・弘樹さんということで、黒岩勇弾選手のことを知らない私でもその話を聞いたときにとても感動しましたし、多くの視聴者の興味と感動を呼んだことは間違いないでしょう。

そして大会後にも「もう一つの箱根駅伝」というドキュメンタリー番組もあって、箱根駅伝に出場した選手たちのインタビューなどがあり、余韻を楽しみながら再び感動も味わえるんですね。

こうしたテレビ番組による演出の効果も視聴率の高さに影響していると思います。

箱根駅伝の視聴率が高い理由 ⑤関東学生連合チームの存在

箱根駅伝には関東学生連合チームというのが存在しているのをご存じでしょうか?

箱根駅伝の予選会11位以下のチームから選りすぐりの選手が集まり、予選会11位だったチームの監督が指揮を執るのが関東学生連合チームです。

チームとしては箱根駅伝の出場は叶わずとも、関東学生連合チームの一員として箱根駅伝で走れるチャンスがあるということなんですね。

そのため、関東学生連合チームとして出場する選手の身内の方や友人などもテレビ観戦で応援することで視聴率の高さに比例していると考えられます。

2024年に行われた第100回大会では関東学生連合チームは編成されませんでしたが、2025年に開催予定の第101回大会からは関東学生連合チームが再び編成されるということ。

関東学生連合チームはオープン参加ということで、チームの成績、個人の成績は公式の記録には残らない「参考記録」という形にはなってしまいますが、箱根駅伝を走るという大きな経験を1人でも多くの選手に与えられたら良いなと思っていたので、私にとっても第101回大会から関東学生連合チームが復活するのはとても嬉しいニュースでした。

参考 第101回箱根駅伝の出場枠は20校+関東学生連合に!第99回大会までの通常開催へ月陸Online

箱根駅伝の視聴率が高い理由 ⑥盛り上がる要素となるルール

箱根駅伝のルールの中に「繰り上げスタート」「シード権」といったものがあります。

簡単に説明すると、「繰り上げスタート」というのはタスキを繋ぐ際に前の区間を走る選手が一定時間内に到着しない場合、タスキを繋ぐことなく次の区間走者がスタートすることを言い、「シード権」というのは総合順位10位内のチームに与えられる権利のことで、翌年の箱根駅伝の予選会に参加することなく本戦に出場できることを指します。

「繰り上げスタート」では、前の区間を走る選手が視界に入っているにも関わらず、ルールで決められた時間内に到着することが出来なかったことで、タスキを受け取ることなくスタートせざるを得ないシーンも度々あり、見ている私たちもとても辛い瞬間でもあります。

あと数秒でタスキを繋げたのに、ということもあるので、こういったときは本当に胸が苦しくなります。

そして「シード権」争いも1秒を争う戦いで、10位になるか11位になるかはとても大きな差となるためラストスパートのデッドヒートも箱根駅伝の見どころの一つとなっています。

このように、見ている私たちにも「あと何秒で!」と分かる状況でのレース展開は感動を呼び、そして視聴者を引き込ませる要因だと考えます。

箱根駅伝の視聴率が高い理由 ⑦応援する楽しみがある

歴史が長い箱根駅伝だけあって、特に応援しているチームは決まっていなくても毎年見ているという人も多くいます。

そして箱根駅伝ファンが注目しているのは優勝争いやシード権争い、区間新記録といったものが多いようです。

これは毎回何が起こるか分からないものでもあるので毎年新しい楽しみと楽しみ方があるんですよね。

そのため「今年はどんなドラマが見られるんだろう」という思いで毎年欠かさず見ている箱根駅伝ファンが多く、安定した高視聴率を叩き出しているのではないかと思います。

私も箱根駅伝を見ていて区間新記録が出るととても気持ちが沸き上がりますし、優勝のゴールテープを切る瞬間は心からおめでとうという気持ちになり、達成感も一緒に味わえる感じがします。

こうした応援している自分も一緒になって感動して楽しめるというのも、箱根駅伝の魅力だと思います。

箱根駅伝の視聴率が高い理由まとめ

箱根駅伝の視聴率が高い理由について私なりの意見を述べてみましたが、いかがでしたでしょうか?

共感していただけるところが一つでもあったら嬉しいです。